|
合気道親和館とは
合気道親和館(あいきどうしんわかん)は、養神館合気道館長であった井上強一館長が、2010年に創設した。
PEGE TOP
解 説
「合気道は柔道や空手とどう違うのですか?」と、しばしば質問されます。昔は徒手で行う格闘術すべてを柔(やわら)とか柔術と呼んでいました。
明治時代になって講道館の加納治五郎先生が柔術の袖、襟を持ち合う技や寝技の押え技を中心にスポーツ化し競技試合の出来るようにしたのが柔道です。
空手道は沖縄や中国から伝わってきた突き、けりなどの当て身技を主体にした武道です。
合気道は、開祖植芝盛平翁が古くから伝わる起倒流柔術、柳生流柔術、神陰流剣術、大東流柔術などを修行体得し、更に日本古来の神道的教養を通じ、精神性、求道性を加え、「争いの武道」を「愛の武道」へ。「合気」は「愛気」「和気」に通じ、時代流派を越えて人間求道のための「術」から「道」へと完成させ、新しく創始された現代武道です。
PEGE TOP
特 色
合気道は競技を行いません。お互いの習熟度に合わせて無理をせず、素直に合理的な動きが出来るよう技を繰り返し反復しながら稽古します。
自然と一体になった無理をしない動きの本質から、合気道に試合がないことは当然といえます。したがって、学生、壮年者はもちろん少年少女、女性、高齢者など、年齢・性別に関係なく幅広く愛好者が増えつつあります。
稽古の積み重ねが健康によいのはいうまでもなく、日常の生活において何事も積極的に 取りくむ自信が自然と培われてきます。
PEGE TOP
修行の目的
合氣道をはじめて見た人が、「日本舞踊を見ているようだと感想を述べた。」という話が残っています。
たしかに、リズムにのった無理のない動きはおよそ武道のイメージとはかけ離れています。しかし、合氣道は武道ですからどんな場所、どんな体勢で相手から攻撃されても一瞬に相手を倒すことが出来なければなりません。
しかし、合氣道の本来の目的は正勝吾勝といって正しいことを実行し、自分に勝つことにあります。相手に勝つために相手を投げるのではなく、修行中の自分を磨く研ぎ石として、自分が投げた相手に今度は投げられる。投げたり、投げられたりしながら修行していくのです。
そして、愛と和合と真心によって正しい心身の持ち主を育てあげることにあります。
PEGE TOP
技
合氣道は、柔道や相撲のように組むことはなく、身体に触れた瞬間に技が繰り出されます。お互いに離れ、間合いを取りながら自由自在に変化し、常に切れ目なく柔らかな円運動を描き、自然で無理のない動きの技です。
初めて学ぶ人は基本動作として、構え、受け身、間合い、入り身、転換の体捌(たいさば)き、力の使い方、気の流れ、呼吸力を養成しながら無理なく技に入っていきます。
立ち技、座り技、半身半立ち技(自分が座っていて相手が立って攻撃してくる)など段々と高度の技も自然に身につくようになっています。
PEGE TOP
子供と合氣道
教育は、知育・徳育・体育・常識の涵養(かんよう)が必要です。現代の子供たちは、世の中の環境の変化(遊び場の不足・交通事情・住宅事情・受験勉強・テレビ・ゲームの普及)もあり、自ら運動することもなく道徳教育の不足により、正しいことと悪いことの区別がつかず、礼儀を始めとして常識の欠如などかってない悪環境下におかれています。
合氣道の稽古を通して、運動不足の解消はもとより、発育ざかりの子供たちの心身を鍛え育むと共に、自然と身についた機敏性は、日常生活に生かされテキパキとした行動となり事故などにも合いにくくなります。
合氣道を始めてから、身体が丈夫になった、意志が強くなり、勉強も一生懸命するようになったと、ご父兄の方から感謝されています。また、合氣道は礼に始まり礼に終わりますから自然自然に礼儀も身につき、自己に勝つことを覚えればいじめに合うこともなく、弱い者をいじめることもない平和な心に育ちます。
PEGE TOP
将来の展望
物質文明の行き詰まりから、「21世紀は心の時代である!」といわれています。
武道において、柔道・剣道・空手などが競技スポーツ化の道を選び普及してゆく中で、武道でありながら合気道だけが勝敗を争わない平和の武道であり、心身錬磨のための求道的な心の武道という特異な存在であるだけに、高齢化社会を迎え生涯体育というてんからも幼児から高齢者まで、年齢、性別に関係なく幅広く行える合気道の将来に課せられた使命はさらに重大になってまいります。
PEGE TOP
解 説
塩田先生は幼少の頃より、剣道・柔道を習い、旧制中学校5年の時には、柔道三段の腕前だった。1932年18歳の時、植芝道場を見学した際、植芝先生に勝負を挑み完敗し、合気道の素晴らしさに惹かれ即日入門する。これ以後、約8年間(内弟子時代も含む)。1941年大学卒業後、軍属として海外各地に派遣され、それぞれの地で合氣道の普及に努める。
1990年には養神館合氣道を設立。国内だけでなく欧米諸国に至るまで、合気道の普及に努める。養神館合気道は、塩田初代館長亡き後の井上強一館長が引き継ぎ、定年の為、退職した現在、親和館館長として、現在社会の歪みに心痛め新たな日本の将来に合気道を通して貢献をするべく活動中である。
特に近年では暴力犯罪の増加から、合気道が有効な護身術として注目され、女性の稽古生も多く、カルチャースクール等でも学ぶ事が可能な為、より一層の広がりを見せている。
技法は、体術と武器術(剣・杖)で構成され、対多人数の場合も想定した総合武術で、合気道独特の体捌きによって敵の攻撃を捌き崩しつつ、投げや当身等で相手を制する攻防一体の技法が特徴である。 通常の稽古は基本的に型稽古を中心に行い、基本姿勢・基本動作・基本技等を稽古して行く。また、段級位制をとっている。
現在、警視庁の女性警察官の正課科目(必修)や、機動隊の教官の特別研修科目に採用されている。さらにSATやSPでも格闘技の教官の研修が行われているとされ、こうした事から、一般的に試合を行わない合気道諸派の中で、特に実戦性が高い流派であると言われている。
PEGE TOP
基本姿勢
親和館では、中心力など同流派が重視する力の出し方や心のあり方などを養うために独自の「構え」を導入しており、各種稽古法の中でも、構えの比重は非常に高い。
但し、実践においては時の利、地の利を見極め、臨機応変に対応すべきと考え、親和館の構えは実践における用法と言うよりも、稽古法・鍛錬法の一つとして存在する。
構えには、右手右足が前に来る右半身と、その逆の左半身がある。また相対した時に、双方同じ構えの時を相半身、異なる時を逆半身と言う。
井上強一館長は「奥義は初伝にあり」としばしば言われる。構えは「親和館合気道の精髄が集約されている」と言って良いだろう。
PEGE TOP
基本動作
基本動作とは、親和館合気道の動きのなかで基本となる体の使い方を現井上強一館長が6本の動きにまとめたものである。
・体の変更(一)(二)
・臂力の養成(一)(二)
・終末動作(一)(二)
PEGE TOP
基本技
・四方投げ
・入り身投げ
・小手返し
・一ケ条
・二ケ条
・三ケ条
・四ケ条
・その他(天地投げ・腰投げ・呼吸投げ・肘絞め 等)
PEGE TOP
技の呼称
合気道の技の呼称は「技開始時の受け・仕手の位置的関係、及び受けの攻撃形態」に「上記の固有技名」を組み合わせて技の名称とする。
例えば、受けが右手で仕手の左手首を掴んだ状態を「片手持ち」、受けが手刀を仕手前額面の真上から振り下ろす攻撃形態を「正面打ち」と言い、それぞれの状態から上記いずれの技も派生し得る。
例 : 正面打ち+一ケ条 / 片手持ち+四方投げ 等
PEGE TOP |